うつ状態 うつ病

うつ病は、症候群です。通常、〇〇病といった場合、川崎病、白血病、糖尿病など疾患として独立した原因、特徴的な症状、典型的な経過を指しますが、うつ病は亜型や非定型が多く、違います。

誰にでも起こりうる症状を、その重大さと、特徴的な症状から診察します。

診断マニュアルはありますが、中堅以上の精神科医でなければ、誤診が多い厄介な病でもあります。

うつ・うつ状態・抑うつ・うつ病・大うつ病など様々な呼び方をされ、プロの間でも疾患概念が不安定なため、「うつ」とは何なのか、皆様困惑されるのも当然です。精神医学は発展途中の分野ゆえご容赦ください。また、新型うつ病という疾患概念は医学、医療には存在せず、マスコミ・社会病名です。

・治療法

うつ状態に効果のある治療法はたくさんあります。生活習慣治療や認知行動療法に効果はありますが、中でもお薬の即効性は目を見張るものです。
・精神科や心療内科で十分な研修をせずに、「心療内科」と標榜し、抗うつ薬など精神に作用する薬を処方する医師にはお気をつけください。重大な誤診や有害事象がしばしば起こっています。

→厚労省による説明

→詳しくは右記リンク 精神神経学会 野村総一郎先生に「うつ病」を訊く